副業の選考に必要な職務経歴書・履歴書の書き方とは?

副業という働き方が一般的になりつつある昨今、副業選考が実施されるようになりました。

はじめて副業の選考をうけられるという方は、職務経歴書や履歴書等が必要なのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、副業活動に職務経歴書にはどのような情報を書けばよいのか、作成時の注意点等を解説させて頂きます。フリーランス・副業・業務委託案件等の選考に職務経歴書・履歴書が必要な方は是非ご参考にしてください。

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目次

履歴書・職務経歴書に副業の経験は記載するべきか?

結論、副業での経験は職務経歴書に記載をするべきです。副業は本業と同じく、あなたが勤務してきた企業や業界、職種などを基に自己PRするための重要な要素であり、それらの経験はあなたのスキルや適性を示す貴重な情報源となります。副業で得た経験やスキルが本業と関連性がある場合、それはあなたの強みを強調し、あなたがより魅力的な候補者であることを雇用者に示すのに役立ちます。

ただし、副業の記載には注意が必要です。副業が主業と競合する可能性がある場合、あるいは雇用者が副業を好ましくないと考えている可能性がある場合、その情報を開示することは反対の結果をもたらす可能性があります。そのため、副業経験を記載するかどうかは、その内容と求められる職種、そしてその企業の方針によります。

履歴書・職務経歴書に書くべき副業の内容

副業の経験を履歴書や職務経歴書にどのように記載すべきかは、その内容や経験の期間によって異なります。本セクションでは副業における職務経歴書・履歴書に記載するべき内容を解説させて頂きます。

副業先に関する詳細情報(会社名・業種・規模等)

まず、副業先の詳細情報としては、会社名、業種、規模が基本です。これらの情報は、あなたがどのような環境で何を学び、どのようなスキルを身につけたのかを伝える重要な要素です。会社名を記載することで、その会社のブランド力や信頼性が反映されます。業種を明記することで、あなたがどのような業界で経験を積んできたのかがわかります。そして、規模を記載することで、その組織での役割や責任の大きさを示すことができます。

また、副業での具体的な業務内容や役職、担当範囲を具体的に記載することも重要です。これにより、あなたがどのようなスキルを持っているのか、どのような業務を遂行できるのかが具体的に伝わります。また、成果や達成したことがあれば、それも明記しましょう。これにより、あなたの能力を具体的な数値や事実で裏付けることができます。

しかし、副業の情報を記載する際は、その情報が本業と関連性があること、または新たなスキルや経験を得たことを強調することが重要です。無関係な経験は、あなたのプロフィールを混乱させる可能性があるためです。

副業で実施した具体的な業務内容

副業での経験を履歴書や職務経歴書に記載する際、具体的かつ具体的な業務内容を詳細に書くことが重要です。上手に書くことで、あなたのスキルや経験の幅を強調でき、雇用者にとってあなたが価値ある人材であることを認識させることが可能です。

どのような業務に携わり、どのような結果を達成したのかを記載します。例えば、フリーランスのライターであれば、「ウェブサイトのコンテンツ作成により、クライアントのサイト訪問者数を20%増加させた」など、具体的な成果を伴う業務内容を書くと良いでしょう。

また、副業で得たスキルや経験が、応募する仕事にどのように役立つのかを考え、それを明確に伝えることも重要です。

最後に、副業での業務内容を記載する際は、その情報が真実であることを確認しましょう。虚偽の情報は、後になって問題を引き起こす可能性があります。

副業で上げた実績や成果

副業の経験を履歴書・職務経歴書に記載する際には、単にその事実を伝えるだけではなく、具体的な成果や獲得したスキルを明示することが重要です。副業の内容が求められている仕事と関連性がある場合、その経験は大きな強みとなるでしょう。例えば、フリーランスとしてWebデザインの仕事をしていたなら、作成したウェブサイトの数やそのサイトがもたらしたビジネスインパクト、習得したプログラミングスキルなどを具体的に記載します。

また、副業が本職と異なる分野であったとしても、その経験から得たユニークな視点やスキルは価値があります。たとえば、英語教師として働いていたとすれば、コミュニケーション能力や教育スキル、異文化理解力などを強調するとよいでしょう。副業の経験があること自体、新しいことに挑戦する意欲や柔軟性を示す証拠とも言えます。

しかし、副業の内容を記載する際には注意も必要です。求職者を評価する側から見れば、本業に専念していないと受け取られる可能性もあるため、副業が本業のパフォーマンスを低下させていないことを示す情報も一緒に記入すると良いでしょう。

履歴書・職務経歴書は副業(ダブルワーク)での選考に必要?

結論、副業での選考においても、履歴書・職務経歴書は非常に重要です。副業を探す際、履歴書や職務経歴書が必要だとは限らないと思っている方もいるかもしれません。しかし、副業であっても本業と同じく、自分のスキルや経験をアピールするためには、履歴書や職務経歴書は必要となることがほとんどです。

まず、副業の中には本業と同じような選考プロセスを経るものもあります。その場合、求人企業はあなたの経歴やスキルをチェックするために、履歴書や職務経歴書を求めることが多いです。これらの書類を適切に用意することで、より良い評価を得られ、採用される可能性が高くなるでしょう。

また、副業の場合、本業とは異なるスキルや経験を活かすことが求められることが多いです。そのため、職務経歴書には、本業だけでなく副業で培った経験やスキルも詳細に記載することが重要です。これにより、あなたが多角的な視点や柔軟な思考を持っていること、異なる環境での仕事経験があることをアピールすることができます。

また副業の応募においては、あなたの主な仕事に影響を与えないことを保証することも重要です。あなたがそれをどのように管理するのか、またそれによって主な仕事のパフォーマンスが低下しないことを示すことが求められます。これにより、あなたが信頼できる候補者であることを雇用主に示すことができます。

副業の選考に履歴書・職務経歴書が求められる場合、それはあなたのスキルや経験を正確に伝えるための重要なツールとなります。副業での活躍もあなたのキャリアの一部ですから、適切に記載し、自分の強みを際立たせましょう。

副業の選考に履歴書を活用する場合、効果的な志望動機の内容は?

副業の選考においても、志望動機の記載は重要なポイントとなります。そのため、効果的な志望動機の内容を考える際には、自分がその副業を選ぶ理由を明確にすることが求められます。本セクションでは、具体的に記入するべき内容を解説致します。

自分の知見や経験を活かして、収入を増やしたい

まず、自分が何を得るためにその副業を選んだのか、そしてどのようにその副業で自己成長を図るつもりなのかを明確に述べることが求められます。ただ、収入ばかりにフォーカスをしていては魅力の無い求職者になってしまう可能性がございます。

そのため、自身の経験やスキルがその副業でどのように活かされ、そしてその結果としてどのように収入増加につながると考えているのかを説明することが大切です。

これにより、あなたがその副業に対して具体的なビジョンを持っていること、そしてそのビジョンを実現するための行動計画を持っていることをアピールすることができます。

新しい経験を積むことでスキルアップをしたい

新しい経験を積むことでスキルアップをしたいという志望動機は、あなたの成長意欲と向上心を明確にアピールできます。

副業は主業のスキルセットを補完するものであるべきであり、新たな知識や技術を習得する絶好の機会です。これを志望動機に掲げることで、あなたが自己成長を求める意欲的な人物であることを強く印象づけられます。

具体的には、「新たな分野に挑戦し、その経験を通じてスキルの幅を広げたい」、「現在の仕事で得られない新しい視点や知識を獲得したい」などの表現を用いると良いでしょう。

また、どのような新しい経験を積みたいのか、それによって何が得られると考えているのかを明確に述べることで、あなたの具体的なビジョンと目標を伝えることが可能となります。これにより、選考者に対してあなたのポテンシャルと意欲を強くアピールすることができます。

転職を前提にまずは働いてみたい

副業を転職先の候補として考えている場合、その理由は採用角度を上げる可能性がございます。採用担当者も長く働ける人を希望しているケースは多く、正社員転換への可能性はポジティブである可能性が高いためです。

志望動機として効果的な内容は、あなたがその副業で何を学びたいのか、どのようにスキルを活かしたいのか、また、将来的にどのようなキャリアパスを描いているのかなど、具体的なビジョンを示すことです。副業先に対する真剣な意欲を伝えることで、選考者にあなたの熱意を理解してもらいやすくなります。

また、将来的にその副業を本業としたい理由も合わせて記載すると良いでしょう。それは自分のスキルアップが目的であったり、その業界に強い興味があるからであったり、あなたの個別の状況によるものです。その志望動機が具体的であればあるほど、選考者はあなたの情熱や決意を感じ取ることができ、採用の可能性が高まるでしょう。

しかし、あまりにも強く転職願望を表現すると、副業としての勤務が短期間に終わる可能性を懸念されることもあります。そのため、バランスを考えながら書くことが求められます。副業とはいえ、企業は長期的な視点で人材を募集しています。そのため、あなたがその企業で長く働く意志があること、そしてその企業でしか得られない経験や知識があることを強調すると良いでしょう。

副業における職務経歴書・履歴書作成時の注意点

副業を行う人が増える昨今、職務経歴書や履歴書作成時に副業の経験をどのように記載するべきか、疑問を抱く方も多いでしょう。そこでこのセクションでは、職務経歴書や履歴書を作成する際の注意点を解説します。

PCで作成する(手書きはNG)

副業への応募に際し、必要となる履歴書や職務経歴書の作成は、まずPCで行うことが求められます。なぜなら、現代のビジネスシーンでは、PCでの作成が一般的であり、手書きは通常推奨されません。

これは、PCで作成した方が見やすく、誤字脱字の修正も容易であるためです。また、データとして保存しておくことで、再利用や更新も簡単に行えます。

間違っても熱意が伝わる等という安直な考えで、手書きを選択するのはやめましょう

文字サイズやフォント、色味等は統一する

履歴書や職務経歴書を作成する際は視覚的一貫性に重きを置くことが重要です。文字サイズやフォント、色味等は統一することが求められます。これは読み手にとって一貫性のある情報を提供するために重要です。

また、文書のフォントやサイズを統一することはビジネスの世界では一般的であるため、こうした常識があることを証明する手段にもなります。

そのため、職務経歴書・履歴書を作成する際は、フォント・文字サイズ・色味等は統一するようにしましょう。

まとめ

本記事では、副業経験の履歴書・職務経歴書への記載について詳しく解説しました。副業経験の記載が適切かどうかを判断するための基準、具体的にどのような副業経験を記載すべきか、副業選考における履歴書・職務経歴書の重要性、そして副業における志望動機の効果的な書き方についても触れました。

また、副業における履歴書・職務経歴書作成時の注意点も合わせて説明しました。副業を持つことは、スキルの習得や収入増加など、多くのメリットをもたらしますが、その経験を如何に効果的に履歴書・職務経歴書に活かすかが重要となります。

この記事が、副業経験の適切な記載方法や、副業選考における志望動機の書き方など、履歴書・職務経歴書作成の参考となれば幸いです。副業の選考、そしてそれに続くキャリア形成に、本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事の監修者

板垣 潤一のアバター
板垣 潤一 for,Freelance株式会社|代表取締役

スキルシェアで企業の様々な課題を解決するfor,Freelance株式会社の創業者。フリーランス・副業(複業)特化型のマッチングプラットフォームサービス「key CONNECT」を運営。副業・フリーランスを活用した組織構築を推進しており、スキルシェアを生かした「動画・映像制作サービスのkey MOVIE」「営業代行サービスのkey SALES」等の事業も展開している。

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